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> ニュース一覧 > ポイント展「ふくしまの蕨手刀」 福島県立博物館で3月19日まで開催(ふくしまニュースWeb )- 2023.02.19(日) 12:00

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ポイント展「ふくしまの蕨手刀」 福島県立博物館で3月19日まで開催

ふくしまニュースWeb

2023.02.19(日) 12:00

丹野狄仙『尚古堂蔵品目録 巻の五』より、蕨手刀スケッチ(丹野家コレクション・当館蔵)

「南相馬市鹿島区南海老出土蕨手刀」(丹野家コレクション・当館蔵)

「蕨手刀」は、柄の尖端が丸く湾曲し、芽を出したワラビの姿に似ていることから名づけられた古代の鉄刀です。刃と柄が一体となった共造りであることも特徴の一つです。その存在は江戸時代には知られており、松平定信が編纂させた『集古十種』に記載されたものや、「鬼婆の包丁」として伝えられたものもあります。

現在知られている蕨手刀は7世紀後半~9世紀にかけての東北地方や群馬・長野県の遺跡から出土することが多く、かねて「蝦夷の刀」として紹介されてきました。ですが、近年の研究では異なる実態が見えてきています。とくに福島県域で発見された蕨手刀は7世紀後半~8世紀に比定されるものが多く、古代における東北経営と深く結びついている様子が伺われます。

福島県立博物館では、旧梁川町在住の故丹野狄仙(栄七)氏が生前にコレクションした資料として、南相馬市鹿島区南海老出土資料、伊達市梁川町寺山出土資料の2口が寄贈されており、このほど保存処理が完了いたしました。これらの公開にあわせて、大木戸6号墳出土資料(国見町教育委員会所蔵)、観音山北横穴出土資料(福島県文化財センター白河館所蔵)をご紹介するとともに、福島県文化財センター白河館において当時の姿を復元製作した蕨手刀をあわせて展示いたします。


■期間
2023年2月11日(土)~2023年3月19日(日)


■会場
福島県立博物館 総合展示室 古代
(福島県会津若松市城東町1-25)


■開館時間
9:30~17:00(入場は16:30まで)


■休館日
毎週月曜日


■料金
常設展料金でご覧になれます。
大人・大学生:280円(220円)※( )内は20名以上の団体
高校生・小中学生:無料


■詳しくは、福島県立博物館公式HPの下記ページをご覧ください。
https://general-museum.fcs.ed.jp/page_exhibition/point/point2022/15


■主催・お問い合わせ
福島県立博物館
〒965-0807 福島県会津若松市城東町1-25
Tel 0242-28-6000 Fax 0242-28-5986
E-mail general-museum@fcs.ed.jp
公式HP https://general-museum.fcs.ed.jp


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