伊達市霊山町の「路面電車ミュージアム」　路面電車運行当時の駅舎・車両を復元

伊達市霊山町にある「掛田駅」は、1911（明治44）年、福島交通軌道線の前身、信達（しんたつ）軌道という軽便鉄道の停車駅として誕生しました。路線には“チンチン電車”の愛称で親しまれた路面電車が走り、50年以上にわたって地域の交通・産業・文化を支えてきました。

自動車の普及により、福島交通軌道線は1971（昭和46）年に、惜しまれつつ廃線となりましたが、その後も掛田駅は福島交通路線バスのバスターミナルとして、地域の人々に愛され続けています。

その掛田駅が、2023（令和5）年、大規模な改修工事を経て、現役当時の姿に復元されました。生まれ変わった掛田駅には、当時の写真や電車に使われていた部品など、貴重な資料を紹介する「路面電車ミュージアム」を新設。屋外には改修した車両1115号も展示しています。

路面電車の歴史を後世へ語り継いでいく「路面電車ミュージアム」に、ぜひ遊びにきてくださいね。

■場所
福島交通旧掛田駅・路面電車ミュージアム
（〒960-0801　福島県伊達市霊山町掛田西裏53）

■営業日
月・水・金・土・日

■営業時間
9:00〜17:00
※窓口休憩：13:00～14:00

■定休日
火・木
年末年始（12/29〜1/3）

■お問い合わせ
福島交通株式会社　福島支社
TEL：024-535-4102
公式サイト　https://kakeda1115.jp/museum.html