アクアマリンふくしまが企画展「旅する深海魚～どこで生まれてどこで育つのか～」を開催

知的好奇心を育てる「体験型水族館」アクアマリンふくしまは、企画展「旅する深海魚～どこで生まれてどこで育つのか～」を開催します。

深海魚の中には、幼魚の間を浅海（浅い海）で過ごし、成長とともに深海へと移動する種やエサを食べるために浅海まで移動する種がいます。この企画展は、深海と浅海を生活の場とする深海魚の一生をテーマにしています。どこでどのように成長し、深海まで移動していくのか、これまでにわかってきた深海魚の生態と、未だに解明されていない謎をご紹介します。

■開催期間
2024年7月13日（土）～2025年2月24日（月・祝）

■開催場所
アクアマリンふくしま　1階マリンホールおよびエントランスホール
（福島県いわき市小名浜字辰巳町50）

■内容
【導入「旅する深海魚って何？」】
「深海とはどんなところなのか」や「旅する深海魚“たびうお”」についてパネルで紹介します。地元いわき市でも身近な魚であるメヒカリ（アオメエソ）、ドンコ（チゴダラ）、キチジのキャラクターたちがナビゲーター役になり、わかりやすく説明します。

【メインエリア1「浅海での暮らし」】
導入の薄暗い通路を抜けると明るく広いエリアにつながります。ここでは、浅い海で見られる深海魚の卵や幼魚の暮らしを紹介します。魚類の卵の多くは、バラバラになって浮く卵「分離浮性卵（ぶんりふせいらん）」です。それらは、海面付近で採集されることがあります。ここでは、調査で撮影された映像や深海魚の卵や幼魚の写真を展示する他、採集した卵や孵化した幼魚を期間限定で展示します。（月に1回魚卵採集を行いますが、時期や天候によって採集できない場合もあります。）
展示：深海から浅海への映像、卵や幼魚の写真、産卵旅立ちボードゲーム、魚の卵や幼魚（採集された場合に展示）

【メインエリア2「成長・深海へ」浅海から深海への移動】
浅海から深海への移動途中の幼魚の暮らしを紹介するエリアです。「旅の途中幼魚水槽」では、深海魚の幼魚を展示予定です。漂流物やクラゲなどの他の生き物に身を寄せて過ごす幼魚の暮らしを体験できる遊具もあります。
展示：生体展示「旅の途中幼魚水槽」、深海魚成長絵合わせパズル、「クラゲライドオン」（クラゲライドオンはクラゲに身を寄せて暮らすハナビラウオの幼魚のように、他の生き物を利用する幼魚の暮らしを体験できる遊具です。）

【特別コーナー】
深海魚の魅力に取りつかれた飼育員たちの熱い想いを紹介する薄暗い深海をイメージしたエリアです。深海魚の魅力や謎についてのマニアック度を「水深」に例えて対談形式の映像で紹介する「深海よりもディープな話」や、マニアックな深海魚展示への挑戦や研究などをパネルで紹介します。また、飼育員が一般の方からの質問に答える「質問掲示板」もあります。
展示：対談映像、解説パネル、深海魚幼魚標本（リュウグウノツカイ、ヤエギス、シマガツオ）※予定

■関連イベントなど詳しくはアクアマリンふくしま公式サイトの下記ページをご覧ください
https://www.aquamarine.or.jp/events/2024tabisurushinkaigyo/

■お問い合わせ
アクアマリンふくしま（公益財団法人ふくしま海洋科学館）
〒971-8101 福島県いわき市小名浜字辰巳町50
TEL　0246-73-2525（開館時間　通常期⇒9:00～17:30　冬季12/1～3/20⇒9:00～17:00）
公式サイト　 https://www.aquamarine.or.jp/

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