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北海道羅臼沖から新種のヒトデ発見!世界で2個体の貴重な標本展示【アクアマリンふくしま】
ふくしまニュースWeb
2025.03.11(火) 07:30
アクアマリンふくしまの職員が北海道羅臼沖で採集した、深海のヒトデが新種「ホウユウシアワセモミジガイ」として公表されました。情報と標本(1個体)をアクアマリンふくしま本館2階「飼育員の研究レポート」に展示します。
■展示場所
アクアマリンふくしま本館2階
福島県いわき市小名浜字辰巳町50
■掲載論文
2025年2月13日(木)
Journal of Natural History
Discovery of the first new species of the genus Mimastrella (Asteroidea: Paxillosida) from the Northern Hemisphere
(北半球から初発見されたシアワセモミジガイ属の新種)
■採集日時・場所
2023年5-7月 北海道羅臼沖水深930-1170m
■名前
標準和名:ホウユウシアワセモミジガイ
学名:Mimastrellakomkom
■特徴と名前の由来
腕は5本。本種は背中の骨がクローバー状、腕の側部にあるブロック状の骨が細く目立ない、管足に吸盤状の構造がある、などの特徴があります。また繊細な棘や骨格が体表をビロード状に覆うことから、アイヌ語で小鳥の羽毛を意味するkomkomと種小名に命名しました。和名は、背中の骨が4葉に広がった基部と長い柄をもち「四つ葉のクローバー」に似ていることから、「シアワセモミジガイ」と提唱しました。また「ホウユウ」は、これまで北海道羅臼沖での複数の新種発見にくわえ、本個体採集時にお世話になった漁船「豊佑丸(ほうゆうまる)」へ献名です。
■詳細
2023年5-7月に北海道羅臼沖のヒトデ相調査において、アクアマリンふくしまの職員が採集しました。その後、神戸大学の小林格博士を筆頭として、アクアマリンふくしま、東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所の脇田大輝博士、幸塚久典氏らとの共同研究によって新種として公表されました。(本調査は小林博士とアクアマリンふくしまの職員で取得した2023年度無脊椎動物研究所の助成によって実施。)これまでシアワセモミジガイ属は南極周辺でのみ知られていましたが、今回の発見によって北半球にも生息し、より広域に生息する可能性が示唆されました。今後も調査が進み、本属の生態や正確な分布域が明らかになることが期待されます。
■詳しくはアクアマリンふくしま公式サイトの下記ページをご覧ください
https://www.aquamarine.or.jp/new-animals/2025mimastrellakomkom/
■お問い合わせ
アクアマリンふくしま(公益財団法人ふくしま海洋科学館)
〒971-8101 福島県いわき市小名浜字辰巳町50
TEL 0246-73-2525(開館時間 通常期⇒9:00~17:30 冬季12/1~3/20⇒9:00~17:00)
公式サイト https://www.aquamarine.or.jp/
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