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アクアマリンふくしまで「マグマクサウオ」国内初展示!生きた状態での採集や展示は過去に記録なし

ふくしまニュースWeb

2026.08.27(木) 12:30

水槽で泳ぐマグマクサウオ

アクアマリンふくしまでは、本館2階「親潮アイスボックス」にて希少な深海魚「マグマクサウオ」の展示を開始しました。本種は、アクアマリンふくしまを含む共同研究により、北海道羅臼町沖で採集されたクサウオの一種が、Paraliparisalaidとして日本初記録種であることが公表されました。同時に、標準和名が「マグマクサウオ(新称)」と命名されました。

■展示個体情報
・展示水槽 :アクアマリンふくしま本館2階「親潮アイスボックス」
・展示開始日:2026年8月11日(火・祝)
・展示数:2個体(8月25日現在)全長約6~7cm
・採集場所・採集日:2026年8月5日北海道羅臼町沖水深約600m
・採集協力:FullDepth
・採集方法:水中ドローンを用いて採集
※生物の状況により展示を終了する場合があります。アクアマリンふくしまの公式サイトでご確認ください。

【マグマクサウオ】
クサウオ科インキウオ属学名:Paraliparisalaid
本種は、オホーツク海北部のパラムシル島から得られた標本をもとに2020年に記載された種です。これまで日本では分布の記録がなく未確認の種類でしたが、京都大学等との共同研究で、北海道羅臼町沖やベーリング海にも同種がいることが判明しました。また、本研究により、それまで分類されていたMenziesichthys属よりも、別のグループであるParaliparis属に近いことから、この種はParaliparis属の一種として再分類されるべきと結論づけられました。
クサウオ科魚類の多くは深海に生息しており、体表がゼラチン質で柔らかく、漁網などに引っ掛かると身体が傷付き、一部が欠損することもあります。本種は、世界で5個体が標本として保管されていますが、生きている時に見られる体色などは不明でした。2026年8月に水中ドローンを使い北海道羅臼町沖を調査中に、頭が大きなクサウオ科を発見し採集に成功しました。その個体を船上で確認したところ、2025年に同海域で採取されたマグマクサウオと同じ姿をしていました。採集個体は、いずれも海底から少し離れている場所を、流れに身を任せて流れている様子でした。生きている時は、頭部はやや白く、体全体は薄桃色をしており、ゆらゆらと泳ぎます。本種の展示例は過去になく、羅臼町の漁業者およびFullDepthのご協力で、現在2個体を展示しています。
※上記生物は生きた状態で採集されることは今まで記録がなく、寿命や生存期間は未知です。お早めにお越しください。

■論文掲載誌と公表日
Species Diversity2026年4月9日公表
※日本動物分類学会が発行している、動物の多様性や分類学を中心に扱った国際的な英文学術誌です。

■共同研究者
甲斐 嘉晃博士(京都大学フィールド科学教育研究センター)
村﨑 謙太博士(日本さかな専門学校)

■お問い合わせ
アクアマリンふくしま(公益財団法人ふくしま海洋科学館)
〒971-8101 福島県いわき市小名浜字辰巳町50
TEL 0246-73-2525(開館時間 通常期⇒9:00~17:30 冬季12/1~3/20⇒9:00~17:00 延長などあり、公式サイトでご確認ください)
公式サイト  https://www.aquamarine.or.jp/

■アクアマリンふくしま公式SNS
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